インフレータブルカヌー(ダッキー)に乗ってわかったこと
さてさて、びわ湖で初進水式をやってから何回か乗ってみました。
乗ってみた、使ってみた感想です。
・水が近い、気持ちいい、カヌー楽しい
・全体が空気なので船底部(床)がフワフワして気持ちいい
・横幅があり安定感バツグン
・購入したやつは大人2人、子供1人は余裕
・波が来ても空気なので波の形に沿って曲がって進むため安定する
・空気入れを電動にしたらメッチャ楽(笑)
というところでしょうか。カヌーライフ、最高です(^^♪
とはいえ何ごとも良いところもあれば悪いところもある。
自分は川下りはまずしないので、次に買う時はダッキーは買いません。
でもダッキーを選ぶ人のために、もし次に買うとしたらそれはどんなタイプか?
。。。答えは次回。
うそです。ちゃんと書きます。
まず一番は、「船体布が ”ゴム生地” のものにする」
これです。
最初、色々と選んでいた時に表面がゴムのやつは
「浮き輪みたいで安っぽいな~」なんて思って除外してました。
色も派手でなんか恥ずかしいし(控えめな性格なのですw)
だけど船体が布地タイプの決定的な弱点?がありました。
それは。。。
干さないとカビる!!!!!
実際、使った後にめんどくさくて数日たってから干そうと思ったら、
船底部分のビニールにカビが!!
ビニールってカビるんやぁ!!
もう、後の祭り。洗ったところで黒ずんだシミはとれません。
でもねー、カヌーで疲れた後に長さ3m以上、重さ15kgぐらいある布?をベランダに干す作業はなかなか大変です。
天気も良くないと乾かないし。
想像してみてください。布団のシーツがずぶ濡れになったものを干すのって大変でしょ?
その何倍も重いものを干すんだから。
で、布地タイプは船体の両側部分にもビニールが入っているのでそれも抜いたほうがいいです。乾きにくいので。
当然、また入れる作業も必要。そしてネジれて案外まっすぐ入りにくい。
空気を入れて膨らましたときにネジれてるんですよね。
まあ、いいかと思ってそのまま乗ったらフタ部分がキッチリ閉まってなくて乗ってる最中に空気が少しずつ抜けていくということがありました(笑)
これがゴム生地のタイプなら拭けば終わりですよね。
最大の盲点でした。めんどくさがりなのに(笑)
ここで使ってみて良くなかったことです。
・思ったより重い。フル装備で25kgぐらい。現場まで持っていくのが意外に大変
(とはいえ、2人用ならカヌー全般それぐらいです)
・現場である程度乾かさないと船体布が水を含んでさらに重い
・ところが思ったより乾かない。夏のカンカン照りなら別
・幅があるのでオールが長くないと漕ぎにくい(付属のオールだとかなり左右に大きく動かす必要がある)
・結果、付属の3本継ぎのオールを4本継いで使った(重くなる)
・遅い。時速3km。カヤックなら漕力にもよるけど5~6km
・風の抵抗が大きい。すぐに流される。天気図を読む力、観天望気は必須
こんなところでしょうか。
特にインフレータブルは「風」がすごく重要です。
言ってみれば水に浮いたゴム風船なのであっという間に流されます。
だから主に川用なんですね。川は流されればいいから(笑)
試しに向かい風がかなり強い時に出してみたことがあります(追い風だとどこまでも流されるので)
もう、まったく進みません。1mも進まない。
これがもし、海とかで風が吹き始めたら。。。
遭難ですね(>_<)
別にインフレータブルに限らずですが、自然の中に出る時、特に水の上は一歩間違ったら命にかかわります。
最低限の知識は身に着けておいてください。
・天気図を読む力
・観天望気
・その土地々々の特性
・いざという時のサバイバルの知識
・水難事故のパターンと回避の知識
これぐらいあって当たり前だと思います。
くれぐれも無理をせずカヌーを楽しみましょう!!
あなたのカヌーを選ぶ時の参考になれば幸いです。